ファショダ事件
1898年のこの日、キッチナー指揮の英軍とマルシャン指揮の仏軍がアフリカ分割をめぐってスーダンのファショダで衝突した事件が起きる。ファショダはハルツーム南方約600㎞にあり、現在の地名はコドクに変更している。
この事件は、一時英・仏間の戦争をも危惧する大問題として国際的な波紋を呼んだ。しかし、当時の国際情勢のなかで、ドイツの強力な進出を恐れた両国の間で外交的な歩み寄りがおこなわれ、結局フランスが妥協した。これによって1904年フランスはエジプトにおけるイギリスの優越権を認め、一方イギリスはモロッコにおけるフランスの優越権を認める英仏協商が結ばれ、最終的な解決がはかられた。(Fachoda,Kitchener,Marchand,9月18日)
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