アリストテレスの弟子
世界史の教科書で有名なチャールズ・ラプラントの挿絵(1866年) 一部分が多く、全体を紹介したものは少ない
英雄アレクサンドロス大王(前356-前323)は紀元前356年のこの日、マケドニアで生まれた。彼は東方遠征による世界帝国の形成者という世界史上、最も重要な人物であるがアレクサンドロス自身は、もともとインドまで広がる大帝国の建設を本気で考えていたのであろうか。ただ言えることは、未知なるものに向かっていく精神の旺盛な若者であったということだけは確かであろう。アレクサンドロスがまだ皇太子のころ、13歳から16歳まで(前343年頃)、当時の最高の学者アリストテレス(前384-前322)から直接、学問を学んでいることはよく知られるところである。二人の子弟関係がどのようなものであったかは詳しいことは明らかではない。最高の賢者と最高の帝王との出会い。「すべての人間は生まれつき知ることを欲する」というアリストテレスの言葉から推測すれば、ヘレニズム精神がいかに培われたか興味深いものがある。(AlexandrosⅢ,Aristotles,7月20日)
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