忍冬
山道を登っていると、松林の間にスイカズラの花が咲いているのが目についた。漢字で書くと「吸葛」であるが、夏に咲いた白い花は密腺をもち、冬でも残っているので「忍冬(にんどう)」ともいう。スイというのは、花の蜜を子どもが吸うからといわれる。またオデキの吸い出し薬に利用するからだともいわれる。スイカズラは漢方薬ともなり、茎や葉を乾燥したものを「忍冬」と称している。利尿、健胃、解熱の効果があり、温浴すれば神経痛にも効く。
« ヒマラヤ登山の歴史(20世紀後半) | トップページ | 看護の日 »
「自然・科学」カテゴリの記事
- 世界を変えた科学理論の発見(2024.06.02)
- 忍冬(2024.05.11)
- リーゼガング現象(2024.04.22)
- 大雨による被害(2022.08.12)
- フグの毒(2022.07.30)
コメント