日本万国博覧会に来日したスター
万国博覧会の始まりは1851年ロンドンで開催された大博覧会で、これが一般に第1回万国博とされている。来年、大阪(大阪市此花区舞洲)で開催される国際博覧会が第何回にあたるのであろうか。世評としては多額の税金を投入して不評であるが、エクスポ70を行ったことがある関西の老人たちの本心を言えば、なんとかその時まで生きてひと目みたいというのが本音である。1970年の大阪万国博覧会は1970年3月14日から9月13日まで開催された。人気の「太陽の塔」や「月の石」だけではなく、お祭り広場での舞踊やふだんではとても見れない大物ミュージシャンが来日した。サミー・デービス・ジュニア、アンディ・ウィリアム、ジルベール・べコー、メリー・ホプキン、ニニ・ロッソ、セルジオメンデスとブラジル66、ジリオラ・チンクエッティ、スタンリー・ブラック、ダリダ、フィフス・ディメンション、アマリア・ロドリゲス、ブラザース・フォー、ドノバン、ジョージ・チャキリス、ビリー・ボーン楽団。だが最も話題になったのは、女優マレーネ・デートリッヒの来日であろう。当時の大人ならたいていデートリッヒの名は知っている。ケペルは学生でもちろん見ていない。万博ホールでは歌手の辺見マリを真近で見た。当時デートリッヒは70歳近かった。よくぞ来てくれたと思う。デートリッヒはプロイセンの騎兵将校の娘で第一次世界大戦が終ったとき、ベルリンの国立ワイマール音楽学校でバイオリンを修行していた。手を痛めて演劇に転向する。マックス・ラインハルトの演劇学校に入学、やがて平凡な映画にたくさん出演している。(確認できるだけでも17本ある)彼女はレビューで歌もうたった。1929年に出演した「嘆きの天使」のローラ役によって、彼女の道は開けた。スター誕生である。2025年の万博にはどんな海外大物アーチストが来日するだろう。
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