名前によく使われる漢字「匡」
広島戦で逆転の2ランを放った巨人の荻尾匡也(おぎお まさや)選手。「匡」という字は、日本では日常的にあまり使わない漢字ですが、最近は人名漢字として人気があります。もともと1951年に人名漢字として使えるようになってから、「匡子」(まさこ)という女性名はよく使われていました。近年海野なつみの漫画「逃げるは恥だが役に立つ」に登場する契約結婚のカップル、森山みくりと津崎平匡の大ブームで、平匡(ひらまさ)という名前が脚光を浴びています。「匡」は箱の意味がある「はこがまえ」に、「王」という字が組み合わさってできました。枠の中一杯押し込めて形を直す、の意味から「正しい状態にする」という意味を持っています。
「匡」という字を使った著名人には、大江匡房(平安時代の公暁、歌人)、飯沢匡(ただし、劇作家、「ブーフーウー」)、浅田匡子(きょうこ、浅田真央の母)。四字熟語は「匡衡壁鏨(きょうこうへきさく)」貧しい生活をしながら勉学に励むこと。
« ヘリコプターの日 | トップページ | 名前によく使われる漢字「栖」 »
「漢字」カテゴリの記事
- 灑(2025.02.07)
- 穎((えい)(2024.08.03)
- 狂飆(2024.05.27)
- 留辺蘂(難読地名)(2024.04.28)
- 「煌」人名に使える漢字(2024.04.28)
コメント