ハワイ相撲の生みの親・柏原喜八
第64代横綱・曙太郎さんが11日、逝去した。幕内最高優勝11回は、白鵬45回を筆頭に第10位にランキングしている。ハワイ出身の力士といえば高見山、小錦、曙、武蔵丸などみんな大相撲で大活躍した。なぜハワイ人は角界で成功したのだろうか。それは明治期の日本人が移民したとき、ハワイで相撲を普及させたからである。高見山が子どものころにはすでにハワイに相撲の伝統があった。1890年代、モイリリ地区には日系1世がおおく住んでいた。開拓者の柏原喜八は山口県生まれで若いころ大阪相撲を経験していた。しこなは千田川という。最高位は前頭5枚目。彼は自宅の庭に土俵をつくり、近所の子どもたちに相撲を教えた。いつしかハワイでも相撲大会が開かれるほど普及していった。柏原喜八の相撲海外普及の功績は大きい。(参考:森戸由久「ハワイ風物誌」 創価大学女子短期大学紀要37 2008年)
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