ビールの歴史
職場の同僚や仲間たちが集まって飲み会をするときは「先ずはビール」がお決まりである。ビールは世界中でもっとも親しまれている酒であろう。ビールの起源はメソポタミアや古代エジプトにまでさかのぼる。11世紀後半になるとホップを使った美味しいビールがつくられ、中世ドイツでビールの醸造がさかんになった。ところが品質の悪いものビールが横行するようになり、バイエルン公ウィルヘルム4世が1516年のこの日に「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」というビール純粋令が発布され、品質が向上した。1935年1月24日アメリカのクルーガー社が世界初の缶入りビールを発売した。日本人による醸造は、1853年に蘭学者の川本幸民が江戸で醸造実験を行ったのが最初とされる。明治初年から輸入され、中期にはいくつものビール会社ができた。しかし、ひろくビールが飲まれるようになったのは大正期からであり、サラリーマンの時代の到来とともに社交に欠かせない飲み物となった。(4月23日)
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