恵庭裁判
北海道恵庭の酪農家、野崎兄弟が民間人として初めて、自衛隊法違反に問われていた恵庭事件に、昭和42年のこの日無罪の判決がおりた。この事件は、兄弟が生活を守るために自衛隊演習場の通信線を切断したもので、自衛隊の存在が合憲か違憲を判断するものとして注目を集めていた。札幌地方裁判所は「切断された通信線は、自衛隊法にいうその他の防衛の用に供する物に当たらない。したがって憲法判断をするまでもなく被告2人は無罪」と憲法判断肩すかしの判決を下した。検事控訴もなく無罪が確定した。(3月29日)
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