人は何歳まで生きられる?
「太陽の光と、よい食べ物と無用の心配をなくすこと。それが病気を防ぐ根本である」(米国の女性医師・エリザベス・ブラックウェル)
誰の身にも必ず訪れる『死』。科学や医療技術の進歩が目覚ましい昨今、世界における平均寿命は、今現在、どれくらいだろうか。OECDの統計によると、第1位は日本で84.3歳、第2位はスイスで83.4歳、3位は韓国で83.3歳。一方で、寿命を迎えるそのときまで、すべての人が健康に過ごせるわけではない。男性の約4分の1が75歳までに亡くなる。71~81歳までに半数の人が亡くなる。ポイントは75歳の後期高齢者のハードルを越えることである。
人は何歳まで生きられるのか?聖書でもモーセは120歳で没した書かれている。科学的には、動物の寿命はその動物が成熟に至る期間の5倍の寿命があるといわれている。つまり、人間の場合は25歳を成熟期として、125歳まで生きられる。世界最高齢の記録としては、フランスのジャンヌ・カルマンが122歳164日(最近、娘のイボンヌが相続税を逃れるため母と入れ替わったのではないかとする疑惑がある)。男性では泉重千代が120歳237日。しかし非公認ながら旧ソ連のシラリ・ムスリモフ(1805-1973)は168歳105日で亡くなったとある。伝説ではイングランドのトーマス・パーという農夫は152歳という長寿で知られた人物である。102歳のときに近所の少女を孕ませた罪で刑務所に入れられたが、チャールズ1世のはからいにより、罪をまぬかれた。スコッチ・ウィスキーの「オールド・パー」のモデルである。だがどんなに長命であろうと、人は昔からだれも死なないということがあろうか。だれもがみな死ぬものなのだ。気持ちは若いと叫んでも、病気にゃ勝てない。
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102歳のときに近所の少女を孕ませた罪で刑務所に入れられた すごい~
投稿: グレイ | 2012年4月25日 (水) 10時37分