ホットドッグはドイツ生まれ
温めたソーセージを細長いパンで挟んでサンドイッチにしたホットドッグは、いかにもアメリカ的な食べ物ですが、その起源は意外にもヨーロッパである。地中海東岸ではフライにした魚をパンに挟んで食べる習慣が古くからあった。ドイツのフランクフルトではソーセージをパンに挟んで食べる。1860年頃、アメリカに移民したドイツ人は「フランクフルター(フランクフルト・ソーセージの意味)」を持ち込んだ。1901年、新聞漫画のタッド・ド―ガンがフランクフルターを犬のダックスフントに見立ててパンを新聞に載せたところ、読者はその際ダックスフントのスペルがわからず「ホットドッグ」(熱い犬の肉)と悪口を言ったところ、店主は、むしろその言葉を応用して「ホットドッグあります」と看板に大きく書いて宣伝した。めずらし好きのアメリカ人は、なんのことかと、さつそくおおぜい詰めかけ、大盛況。アメリカ中の評判になり、店舗を増やしていってホットドッグが全米に広まった。
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