「お誕生日のうた」は最近、著作権が切れた
老若男女、現代はどんな人でもマイク片手に歌を歌う時代である。カラオケの選曲に悩む方もおおいだろう。では世界中で一番よく歌われている歌は何か?ギネスブックにも登録されているのは、誕生日を祝うために歌われている「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」である。原曲は米国ケンタッキー州のミルドレッド&パティ・ヒル姉妹(Mildred J.Hill、Patty Smith Hill)が1893年に作詞・作曲した「みなさんおはよう グッドモーニング・トゥ・オール Good Morning to All」という合唱曲である。1920年前後にGood MorningとHappy Birthdayを替えた歌が広まった。当初この歌は、幼稚園の朝の挨拶の歌として歌われていた。ところが、この歌のメロディに別の歌詞がつき、替え歌の「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」が歌われたところ、大ヒットし、全世界に広まることになった。レコード化は意外と遅くて、ビング・クロスビーが歌った「Happy Birthday」が1947年にリリースされている。この曲については、ワーナー・チャペルミュージックとそれに反対する団体とであらそわれていたが、2015年に正式にパブリック・ドメイン(著作権なし)となった。
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