チャップリン「スマイル」
1936年のこの日、喜劇王チャールズ・チャップリンの映画「モダン・タイムス」がアメリカで公開された。チャップリンの映画は音楽もすばらしい。「ラ・ヴィオレテラ」(街の灯)、「テリーのテーマ」(ライムライト)、「スマイル」(モダン・タイムス)などスタンダードな曲。なかでも「スマイル」はもの悲しいメロディーのなかに明日への希望が感じられ、永く多くの人々に愛されてきた。映画は、オートメーションと機械文明の将来をいちはや憂い、人間性の喪失の危機を警告していた風刺性も鋭い。機械に操られているチャップリンのパントマイム芸術も絶妙。「スマイル」はインストゥルメンタルのみだったが、1954年にナット・キング・コールが歌詞付で歌ってヒットした。以後、マイケル・ジャクソンはじめ多くの歌手によってカバーされている。またマントヴァーニ・オーケストラなどイージーリスニングとしても定番の曲である。この曲は近年フィギュアスケートの浅田真央や織田信成選手のエキシビション使用曲となり若い人も知るようになった。
これまでに「スマイル」をカバーした主なミュージシャンは、ペトゥラ・クラーク、ニール・セダカ、スキータ・ディヴィス、ペリー・コモ、ジュディ・ガーランド、トニー・ベネットなど。希望がみえない日々で苦しい毎日、力がもらえる前向きな楽曲としてお勧めしたい。(2月25日)
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