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2024年2月 7日 (水)

「冬来りなば春遠からじ」の誤解

   寒い冬はいやなものだが、新年が来ればすぐ暖かい春になる。立春は過ぎても、まだ寒い頃。降雪もあるし、風もまだ強い。とはいっても春の足音はどこからともなく聞こえてきて、樹木の膚をみても、かすかに春の息吹きが感じられる。「冬来たりなば春遠からじ」

 

If Winter comes,can Spring be far behind?

 

   イギリスロマン派の詩人シェリーの「西風に寄せる歌」(1819年)という長詩の最後の一句にある。「おまえ荒々しい精よ、わたしの魂となれ!烈しいものよ、 わたしとなれ!わたしの言葉を人類のあいだにまき散らせ!おう風よ、冬来なば 春や遠からずや」 木村毅が、ハッチンソンの小説「If Winter comes」(大正12年)を翻訳したとき詩を扉に載せた。収録されたとき最初は「冬来なば」であったが、アメリカ映画が大正14年、日本で公開されたとき、邦題が「冬来りなば」となってしまったので、それ以来、「冬来りなば春遠からじ」として親しまれている。ところで原文には疑問符?がある。つまり「やがて春が來るからがんばりましょう」という意味ではなくて、「冬が来たとしても、春が後方にいる、なんてことはありえません、そうでしょう」というちょっと皮肉な表現なのである。(冬来たりなば春遠からじ,Shelly)

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コメント

こんにちは。
嬉しいです。頑張って下さい。

琵琶湖の屑のジャンクミリオンです。貧乏から抜け出せぬままです。悲しいです。

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