「月夜に釜を抜かれる」(江戸いろはかるた)
明るい月夜に釜を盗まれる意から、ひどく油断することのたとえ。
これとは別に中国には「月夜に釜を掘り出す」という故事がある。意味は「思いがけない幸運に出会う」。後漢の郭巨は妻とともに貧しい中で老母に孝養を尽くしていた。ふたりの間に男の子が生まれたが、子を育てると母への孝養が尽くせないと相談した。わが子を埋め死なせようと、穴を掘ったところ、「天郭巨に賜ふ」と書かれた黄金の釜が出たという。天がその孝心に感じて黄金の釜を与えたと伝える話である。子殺しなので現代では通用しない故事である。
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