競輪選手ブラマンク
今年は、オリンピック・パリ大会が7月8月に開催される。フォーブの画家たちの中でモーリス・ド・ブラマンク(1876-1958)は、「野獣」というニックネームが最もふさわしい激しい性格の画家であった。そして「実の父よりもヴァン・ゴッホを愛する」と語ったほど強い表現性を信条とし、あらゆる束縛や規律をきらい、絶対自由主義者を標榜していた。1876年4月4日、パリに生れた。1892年ころからパリ近郊のセーヌ河に面した小さな町シャトゥーに住む。1900年画家アンドレ・ドラン(1880-1954)と逢い、同居しながら制作した。初め競輪選手、バンドマン、俳優などをしながら絵を独学で勉強した。18歳で結婚。それでもブラマンクは30歳くらいまでは自転車競技に出場していた。「ブラマンク、1907年、パリ・ルーベ間を36位で走る」と古い記録にある。
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