「おやつ」はなぜ3時に食べるのか?
江戸時代に茶道が発達し、昼食と夕食との間に、小昼(こひる)というお茶を飲む習慣が生れる。八つ時(午後2時)に食べることから、その時、お菓子を食べることを「おやつ」というようになった。「おやつ」という古風な言葉はいつまでも残り、決して死語になることはない不滅の日本語だろう。英語で「おやつ」「お菓子」はsweetsと表現するが、他にも snacksやcandy,coffee breakなどある。日本語の「おやつ」は女性語で男子は使わなかった。
大阪では「おちん」という。語源は2つの説がある。使いの子供に与える駄賃から転じて「お賃」となった。もう一つは、おやつを知らせる鐘の音が、ちんちんと鳴ったから。
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