七福神の中で日本出身の神様は恵比寿だけ
初夢とは、元日に見る夢が本当の「初」となるのだろうが、一般的には、正月2日の夜から3日の朝にかけて見る夢のことを言う。2日の夜となったのは、初荷、初売り、書初め、等、事始が2日に多いからだ。宝船の絵を枕の下に敷いて眠り、一冨士、ニ鷹、三茄子、四扇、五煙草、六座頭の夢が縁起が良いとされている。そして元旦から七草までの7日間に七福神を祀っている社寺を参詣してまわる。七福神とは、寿命の寿老人、有福の大黒天、人望の福禄寿、清廉の恵比寿、愛嬌の弁財天、威光の毘沙門天、寛大の布袋の7神を基本とし、地域によっては吉祥天ほかが加わることもある。江戸の人々は、信心だけでなく、行楽としても七福神めぐりを行った。日本出身の神様は、商売繁盛のご利益でも人気の恵比寿だけで、ほかの神仙たちはインドや中国出身である。
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