無料ブログはココログ

« 初夢に見ると縁起が良いとされる七福神と富士山 | トップページ | 日本の正月の宗教現象 »

2024年1月 1日 (月)

めでたくもあり めでたくもなし

8189bb70

   新春雑感。一休和尚は正月早々、竹棒の先にされこうべをさすと、洛中へと歩き出した。町中に入ると、家々の門の口にこの髑髏を差し出して、「御用心、御用心」といいながら、歩きまわる。正月気分で祝っているところへ、髑髏であるからたまったものではない。どの家も門を閉ざしてしまった。

   一休いわく「この髑髏よりめでたいものはない。目が出て、穴ばかりが残ったのを目出たしという。人間、死んでこの髑髏にならねば、めでたいことはひとつもない」一休、歌っていわく。

 門松は 冥途の旅の 一里塚

    めでたくもあり めでたくもなし

 (参考:『禅門逸話選』 禅文化研究所)

« 初夢に見ると縁起が良いとされる七福神と富士山 | トップページ | 日本の正月の宗教現象 »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 初夢に見ると縁起が良いとされる七福神と富士山 | トップページ | 日本の正月の宗教現象 »

最近のトラックバック

2025年11月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30