死刑廃止の日(シティズ・フォー・ライフの日)
ローマなど世界各地、1625都市以上で行われる死刑廃止運動の日。1786年のこの日、神聖ローマ皇帝レオポルト2世(マリア・テレジアの子)がヨーロッパでは初めて死刑制度の廃止を宣言した。
1981年9月18日、フランスで死刑廃止法案が可決した。 ギロチンも廃止された。1977年にチュニジア人労働者がギロチンで死刑になった最後の例である。
現在、アメリカをはじめ日本と韓国・中国・旧ソ連諸国・カリブ海諸国など死刑維持国23か国と英国・フランス・ドイツなどヨーロッパなど廃止国104か国との国際的な動向がある。日本では死刑制度を必要とする世論が根強い。1948年3月12日の最高裁大法廷は「死刑制度は憲法第36条に禁止された残虐な刑罰には該当せず、合憲である」と判決した。この判決は死刑の合意性を肯定した判例として、現時点でもなお重要な判例とされている。
参考:「死刑制度廃止のための取り組み」ピーター・ホジキンソン他編、「勝者の裁きか、正義の裁きか」ウィリアム・A・シャバス著 Cities for Life Day,Gillotine,11月30日
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┐(´д`)┌ヤレヤレ考え方によっては、死刑より終身刑の方が残酷だ、という考え方あると思います。
寝たきり老人なんかは、これは残酷な立場です。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年9月18日 (水) 00時22分