サボ島沖海戦
昭和17年10月11日、第6戦隊・第11駆逐隊(青葉・衣笠・古鷹・吹雪・初雪)は、ガダルカナル島への輸送部隊の支援とヘンダーソン飛行場への艦砲射撃の任務を与えられて出動した。旗艦青葉の見張り員が米艦隊を発見したものの、艦長・五藤存知少将は味方艦隊と誤認し、発光信号で「ワレアオバ」を連発した。米軍は新兵器であるレーダーにより、先制攻撃を行い、青葉は集中砲火を浴びる。古鷹の艦長荒木伝大佐は青葉を守るため、敵艦と青葉の間に割り込んだ。このため古鷹が被弾することになり、10月12日、大破炎上し沈没する。青葉は古鷹の捨て身の奮戦でなんとか助かった。サボ島沖海戦は、日本海軍が得意としていた夜戦が、アメリカのレーダー技術に敗れた戦闘であった。
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