芦田式七変化
戦前の国語教育界で大きな影響を及ぼしたものの一つに「芦田式七変化」というのがある。芦田恵之助が明治24・5年頃から始め、完成したのは昭和8年という。国語の1時限の授業を7つの区切りを行うため、七変化の教式と呼ばれる。つまり、一.読む 二.話し合い 三.読む 四.書く 五.読む 六.とく 七.読む 一見してわかるように、この教式は読みに始まって読みで終わっている。しかもその流れは一二三、三四五、五六七の三次展開の螺旋的向上の仕組みになっている。この教式の特色は、まず、全文法で読みを重視していることである。次は書くを四番目の中心に位置づけてその機能を重視していることである。
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