無料ブログはココログ

« フラッグ・デー | トップページ | 焼跡と映画館 »

2023年6月14日 (水)

たばこのはじまり

 世界で一番最初にたばこを吸ったのは誰なのだろうか?たばこを手にしながら、誰しも一度は考えたことがあるのではないだろうか。その答えを探るには、どうやら古代マヤ文明の時代にまでさかのほる必要があるようだ。メキシコにあったマヤ文明の都市遺跡パレンケのエル・フマドールの壁面には「たばこを吸う神」(十字架の神殿)にという、なんとタバコを吸う神の姿が描かている。これが人類とたばこのつながりを示す最古の資料だといわれる。少なくとも7世紀末ごろ(692年)と考えられる。古代マヤの人々は、神へ願いごとをしたり神のお告げを聞いたりする祭祀や儀式に、たばこの葉をいぶした。たばこの葉から立ちのぼる「けむり」と「香り」を天上の神へささげていたのだ。当然、神がお喜びになるという考えから、そうしたのであろう。神と人との交信の道具としてパイプや葉巻などが作られた。

« フラッグ・デー | トップページ | 焼跡と映画館 »

民俗」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« フラッグ・デー | トップページ | 焼跡と映画館 »

最近のトラックバック

2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31