郵便番号の振り方が「朝敵は後回し」なのは?
本日は「郵便番号記念日」。1968年のこの日、日本で郵便番号がスタートした。郵便番号の頭2桁を地域番号という。00から99までの割り当ては、北海道から始まって、東京10番台、関東・甲信・東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄と南下し、なぜかそこから北陸へ飛んで、新潟・福島・宮城と続き、99山形で終わっている。つまり94・95新潟、96・97福島、98宮城、99山形である。郵便物の集中度合いを考慮しての効率性のためといわれるが、一説によると、戊辰戦争のとき朝敵だった地域を後にまわしたとも言われている。会津戦争、北越戦争は戊辰戦争最大の激戦地だった。そして郵便番号は皇居(〒100-0001)を起点にしている。また900番台の地域には原子力発電所が集中しているのは単なる偶然であろう。本当の理由は、郵便番号が制定された当時、郵便物が主に鉄道で輸送されていた名残だ。最も郵便物の多い東京都から番号を割り振りはじめ、東海道線、山陽線の沿って番号が増えるというように、鉄道網の流れに沿った割り振りになつたのである。董旻物のちなみに英語で郵便番号はなんて言うのか?postal numberではなくて、postal codeという。(7月1日)
« エカテリーナ女帝に謁見した日本人 | トップページ | 農村の窮乏と満州移民 »
「世界史」カテゴリの記事
- 同盟市戦争(2025.02.10)
- 英領インドにおける高等文官制度(2024.12.20)
- ムハンマドの死後(2024.10.06)
- 世界史探求(2024.05.21)
- ルイ3世(西フランク王)(2024.04.10)
コメント