読書する女性
ゴッホの有名な絵に「アルルの女」がある。モデルはゴッホがよく通ったカフェの経営者ジヌー夫人。夢中で読書している様子ではなく、ひとつは思案しているポーズであり、もう一つはこちらを向いて、本を机に置いてある。2枚とも、「読書と女性」という画題ではどちらかというと珍しい趣向である。大衆向きに売れそうな絵を描くならば、若い娘の横顔あるいは、伏目がちで、物静かに読書しているというスタイルが一般的であろう。古典例としては、フラゴナール「読書する女」(1776年)がある。
19世紀の風景画家コローにも読書する女の作品がある。
印象派ではルノアールやカサットの作品がある。
イワン・クラムスコイ「読書する女、ソフィの肖像」 1866年
日本の画家の「読書」はオーソドックスな作品が多い
テオドル・アクセントヴィチ(1859-1938)はポーランドの画家
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