無料ブログはココログ

« 17世紀、斜陽の帝国スペイン | トップページ | 羊羹の歴史 »

2023年5月10日 (水)

鉄道唱歌の歌詞に金閣寺がない理由とは?

Blog11005

 

  北山の金閣(鹿苑寺)は足利義満が造営した別荘で、1950年の火災により再建された。東山の銀閣とともに室町時代の様式を伝えている。1900年のこの日、「鉄道唱歌」(作詞・大和田建樹)第1集東海道篇が発行された。歌詞第50番には京都各社寺の四季折々の表情が詠まれている。

 

夏は納涼の四条橋

 

冬は雪見の銀閣寺

 

桜は春の嵯峨御室

 

紅葉は秋の高雄山

 

   ところが鉄道唱歌には何故か金閣寺は詠まれていない。ほかにも東寺、清水寺、知恩院、真如堂、賀茂神社、南禅寺はでてくる。鉄道唱歌が作られたときはまだ金閣寺は火災に遭っていない。「冬は雪見の金閣寺」でもよいのではないだろうか。金閣寺がないのは鉄道唱歌最大の謎である。当時、銀閣寺の東山文化という歴史用語はあったが、金閣寺の北山文化はまだなかった。(5月10日)

 

 

 

 

 

 

 

 

« 17世紀、斜陽の帝国スペイン | トップページ | 羊羹の歴史 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

I am so proud of you Dana! YOU’RE such an inspiration to me and I’ve really enjoyed getting to know you! REACH for the stars!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 17世紀、斜陽の帝国スペイン | トップページ | 羊羹の歴史 »

最近のトラックバック

2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31