芭蕉と平泉
藤原清衡が平泉に中尊寺金色堂をつくったのは天治元年(1124年)で、松尾芭蕉が憧れの平泉にたどりついたのは元禄2年5月13日(陽暦6月29日)のことで565年後であった。高館に登って一望すると、武士の夢の跡の儚さが感じられる。高館にたてこもった源義経は、応戦むなしく自刃。享年31歳であった。山頂には義経堂が建てられ木像が祀られている。
高館の丘を下り、中尊寺へと向かうと、金色堂と経堂の二つだけを残して、その他は一面の廃墟であった。さぞかし荒れ果てた景色に芭蕉は涙をおとしたことだろう。明治30年に中尊寺の金色堂が再建・修理された。金色堂内陣には、本尊阿弥陀如来、その前には蓮を持った観音・勢至菩薩、左右に三体ずつ六地蔵が立つ。最前列に持国天と増長天。須弥壇の中央に初代清衡、向かって左に二代基衡、右に三代秀衡の遺骸が納められている。
夏草や 兵どもが 夢のあと
五月雨に降り残してや光堂
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(*゚∀゚)=3 ムッハー!!松尾芭蕉と平泉・・つわもの達の夢・・
投稿: 根保孝栄・石塚邦男赤魔って | 2013年5月13日 (月) 03時49分