バルメン宣言
バルメン宣言とは、1934年5月31日、ドイツ福音主義教会がヴッパータールのバルメン(デュッセルドルフの北東)における第1回告白大会で採用した「ドイツ福音主義教会の現状に対する神学的宣言」をいう。カール・バルトが起草者の中心だった。最重要は、自然神学による神認識の可能性を否定して「聖書において証言されているイエス・キリストは、われわれがそれを聞き、生と死とにおいてそれに信頼し、従わなければならない神の唯一のことばである。教会がその宣教の根源として、この神の唯一のことばのほかにこれと並んで、さらにほかの事件や権力、現象や真理をも神の啓示として認めることができるとか、認めなければならないとかいうような誤った教えを、われわれは拒否する」というものである。つまりイエス・キリストのみをこの世の支配者とみなす宣言。(Die Barmer Theologische Erklarung,Karl Barth)
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