俵万智と金賢姫
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
今朝の「あさイチ プレミアムトーク」は歌人・俵万智が出演している。36年前の昭和62年、俵万智の歌集「サラダ記念日」が280万部の大ベストセラーとなった年である。日本の世の中、バブル景気が始まった頃。出版界では他に、大江健三郎(2023年没、享年88歳)の「懐かしい年への手紙」、村上春樹「ノルウェイの森」、安部譲二「塀の中の懲りない面々」などがある。映画では、伊丹十三(1997年没、享年64歳)監督の「マルサの女」、リヴァー・フェニックス(1993年没、享年23歳)主演の「スタンド・バイ・ミー」などが話題を呼んだ。トム・クルーズは「トップガン」でトップスターへの仲間入りを果たした。歌謡曲ではテレサ・テン(1995年没、享年42歳)の「時の流れに身をまかせ」がヒットした。芸能界ではマイケル・ジャクソンのブーム、マドンナの来日公演、郷ひろみ・ニ谷友里恵の結婚、そして戦後最大のスター・石原裕次郎が7月17日亡くなっている(享年52歳)。そして昭和62年の最大の事件は金賢姫と大韓航空機爆破事件であろう。偶然にも俵万智と金賢姫は同年で当時24歳。現在60歳になる。こうして36年の歳月を振り返ると、人の世の無常と哀れさを知る。
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