近くて遠い国
日本列島と朝鮮半島は、同じく東アジアに属し、玄界灘をへだてて隣接している。日韓両国は、古代以来の交流を通じて深い影響を分かち合ってきた。岸田首相は5月7日に就任後初めて韓国を訪問し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談する予定である。日本の首相が訪韓するのは5年ぶりのことである。ソウルでは早くも反対集会が開かれている。日韓両国は対立する問題も山積するが、今日、世界でも最も活発に人、物、情報が飛び交う関係となった。日本と韓国の交流が必要な理由は、両国が自由民主主義と市場経済体制を共有しているからである。価値観を共有する両国の友好が増大することは、東アジアの平和と繁栄のために望ましいことである。たとえば、日本人はのなかでは韓国のキムチとビビンバが栄養豊富で美容にも良いとして好んで食べる人が多くなった。韓国人は好きな食べ物はカレーライスとラーメン、そして海苔巻きである。刺身や焼肉なとの看板を出して日本式に客を接待する店もソウル市内には多く見られるようになった。ハングルの看板さえなければ日本の街並みと変わらない景観である。また日本人と韓国人は容貌や体格が似ている。サッカーや野球など得意な競技が重なるので、国際大会などで激しい試合が繰り広げられる。日韓両国は、長い歴史の中で、時々不幸なことを経験したが、希望に満ちた未来の歴史を共に開拓していかなければならない。
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