にぎわう夜の盛り場
2016年12月18日、ハリウッド女優のザ・ザ・ガボールさんが死去した。99歳だった。代表作は「赤い風車」「黒い罠」。生涯9回結婚し、夫にはブルハン・アザス・ベルガ(トルコの政治家)、コンラッド・ヒルトン(ホテル経営者)、ジョージ・サンダース(俳優)などがいた。 カーティス・クリーク・バンドに「ザ・ザ・ガボールのおしりのエクボ」というちょっと風変わりのタイトルの曲がある。
日本でもカジノ建設の計画が進められているようだが、19世紀末のパリではキャバレーやナイトクラブが隆盛を極めてヨーロッパの歓楽の中心地であった。モンマルトルの丘には、赤い風車が屋根の上にあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」が有名である。ロートレックやボナール、ゴッホたちがその狂乱の様子を描いている。ほかにもピガール広場にあった「死んだ鼠」(ラ・モール)、「門衛の賭博場」「花嫁の寝床」なども有名だった。野外の舞踏場「リラの園」では、たくさんの花の香りに包まりながら、マズルカ、ポルカ、カンカンなどをオーケ―ストラが演奏しながら、大勢の人々が踊っている。
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