幕末史のヒーロー土方歳三
天保6年のこの日、武州武蔵国多摩郡石田村の土方義諄・恵津の四男として生れた。歳三が生まれた時、父はすでにこの世の人ではなかった。母も6歳の時に失い、14歳年上の次兄喜六に育てられた。文久3年の上洛浪士組に参じた歳三は、近藤、沖田とともに京に残留して新選組発足の礎となった。その後、芹沢鴨や新見錦の両局長を粛清して、近藤一門の結束を固め、新選組の副長として、その辣腕ぶりを発揮した。近藤が高台寺の残党に狙撃された後、鳥羽・伏見の戦いを指揮した。甲州勝沼、小山、宇都宮と官軍に抗戦するも江戸城無血開城となる。8月、会津戦争が開始され、母成峠の戦いに敗れた後、会津から後退し、さらに仙台より奥羽の脱藩兵と箱館に逃れ、榎本武揚の指揮下に入り、甲鉄艦奪取の宮古湾海戦に失敗。明治2年5月箱館五稜郭で抗戦中、流弾に当たって戦死した。(5月5日)
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面白くて読みやすい記事♪
投稿: | 2015年3月26日 (木) 16時46分
武州多摩郡石田村は現在の東京都日野市です。日野市の高校に通っていた私は、当時、土方歳三の生地である事を知り、さらに時を経て北海道を旅行して五稜郭の地を訪れた時に、ずいぶん感慨深かったものです。
投稿: イクちゃん | 2015年3月26日 (木) 19時06分