4月の惨劇
4月の学校はなにもかも新しく希望にあふれ輝いている。ところが心に闇のある青年にとっては何かしら苛立たしい気分になる季節でもある。米国で起こった2件の銃乱射事件はともに4月に起きた。1999年4月20日コロンバイン高校乱射事件、2007年4月16日バージニア工科大学銃乱射事件。犯人はいずれも自殺している。なぜ4月に起きるのか。それも20日、16日と偶数の日である。これらは単なる偶然なのか。ドイツでも2009年に学校での銃乱射事件の惨事が繰り返された。青年たちが凶行に及んだ動機の解明とその対策はいまだ十分とはいえないのが現状である。4月2日カリフォルニア州オークランドのオイコス大学でまたも銃乱射事件が起きた。今回も2日、偶数の日だった。もちろん科学的根拠などない偶然の一致であろう。だが、数字というのがもっとも人間にとって身近で重要な要素であることは疑いないものである。
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