禁煙の話
なぜ人は、たばこを吸うのか。精神分析の創始者とされるフロイトによれば口唇要求(幼児の指しゃぶり)のあらわれだとか。
この真偽はともかくフロイト自身、毎日20本以上の葉巻を吸うヘビー・スモーカーだった。一度、禁煙をしたことがあったが、「葉巻を吸うというすばらしい習慣をやめたことで、私の知的関心が大幅に減退する結果となった」と後悔したという。
マーク・トウェインが言った。「煙草をやめるなんて非常に簡単なものだ。私はもう百回以上も禁煙している」
煙草の伝来はポルトガル人が鉄砲とともに伝えたといわれる。江戸幕府は贅沢禁止と防火のため1609年に煙草禁止令を出し、栽培と喫煙を取り締まった。しかし煙草は庶民の嗜好品として広まった。明治政府は1876年、煙草税を課し、日清戦争の財源とした。そして日露戦争中の1904年に完全な専売制をしいた。近年、煙草の健康への被害を理由に煙草の値上げが著しい。大阪市では煙草1本で懲戒処分された運転士がいる。
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