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中国の書聖王羲之が扇売りの老婆の扇に書をかいてやったので人が競って買ったという故事を描い作品。如拙は室町時代初期の画僧で、相国寺の僧であったと考えられるが、出身地など伝記を窺うに足る史料はじつに乏しく、生没年など一切不明である。この作品のほか、「瓢鮎(鯰の古字)図」「三教図」など三点が残っているが、南宋の梁楷を学んだ跡がうかがえる。雪舟は彼を師と呼んで敬仰したのである。「王右軍書扇図」(1423年以前)はかっては守屋孝蔵のコレクションであったが、現在は京都国立博物館が所蔵している。
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