柳沢吉里
なんとなく世は時代劇ブームである。とくに大奥ものが・・・。2006年のフジテレビ「華の乱」あたりからだろうか。内山理名が演ずる飯塚染子は将軍綱吉の目に留まり、愛妾となる。腹に子どもをやどしたまま側用人の柳沢吉保に下賜する。生まれた子が柳沢吉里である。
いま奈良県の大和郡山市で郡山藩初代藩主の柳沢吉里を取り上げた企画展「吉里研究序説1 少年期の柳沢吉里」が開催されている。なんでも徳川綱吉に可愛がられた恵まれた少年期を過ごしたという。宮川葉子の調査によると、綱吉は58回にも及ぶ吉保邸への御成りを行っているという(柳沢吉保の忠義心と憧れ」日経新聞2021年7月7日)江戸期に書かれた「護国女太平記」も全くの出鱈目ではなく、吉里ご落胤説は信ぴょう性が高い。その後、吉里は父譲りの学問好きで、郡山藩政において基礎を固め、名君と評されたと言われる。
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