崩壊し続ける南極大陸
南極は16世紀までは想像の大陸であったが、1772~1775年にイギリスのクックがはじめて南極大陸を周航し、1820年にべリングスハウゼンやブランズフィールドが大陸部(グレイアムランド北西岸)を発見した。その後、19世紀から20世紀はじめにかけて、極点に挑む探検が繰り返され、1911年にノルウェーのアムンゼンが南極大陸に到達した。太平洋、インド洋、大西洋に囲まれた南極大陸は、面積が約1205万平方キロで、その98%以上が厚さ1800~2000mの氷でおおわれている。しかし近年、地球温暖化による影響で南極の氷が解けはじめている。南極ウィルキンス棚氷はこの10年間で崩壊し続け、2012年にNASAが南極で30㎞の長さに渡る巨大な亀裂を確認した。そしてその亀裂はついに完全に分離して、氷河から非常に巨大な氷山が分断されたといわれる。南極大陸の面積は正確に数値は確定しにくいが、これまで1310万k㎡といわれていたが、現在は環境白書によると、1205万K㎡となっている。2020年2月6日、エスペランサ観測基地で最高気温18.3度が観測された。
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