ルムンバの遺書
コンゴという国名は2つあるので紛らわしい。ベルギーの植民地だったコンゴ民主共和国(旧ザイール)とフランスの植民地だったコンゴ共和国。1960年のコンゴ動乱というのはベルギー領コンゴのことである。初代首相パトリス・ルムンバは民族主義的な社会主義国家を目指した。その直後のベルギーの侵攻によってコンゴ動乱が起こると国際連合に保護を求めたが、アメリカを背後にしたカサヴブとモブツ大佐らのクーデターで失脚して1961年、処刑された。「わが妻よ、わたしのことで泣かないでほしい。わたしは、苦悩多き我々の国家がおのれの自由と独立をまもりぬけることを知っている。コンゴ万歳!アフリカ万歳!」と遺書に書き残している。(1月17日、2月17日)
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