天下餅
岸田文雄首相が1日、ラジオ番組で歴史上で好きな人物を聞かれ、「徳川家康」と答えた。首相は山岡荘八の小説「徳川家康」を全巻通読したと明かした。凶弾に倒れた安倍を信長に、菅を秀吉に、そして自分を家康になぞらえたのかもしれない。 だが増税、コロナ、物価高対策など課題山積で支持率が低迷。どうする岸田首相。
「織田がつき羽柴がこねし天下餅 すわりしままに くらう徳川」という歌がある。戦国の乱れた世を統一する事業は、織田信長が土台を固め、豊臣秀吉がその事業を継承し、そのあとの徳川家康が江戸幕府を開き、天下統一の事業を完成させた。
「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」「鳴かぬなら鳴かせてみしょう時鳥」「鳴かぬなら鳴くまでまとう時鳥」という句は、信長、秀吉、家康の戦国三大英雄の性格の違いをよく表わしたものとしてよく知られているが、もともとある大名の随筆に書きとめられたもので、政治家としての家康の大器がしのばれるであろう。
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