人類と酒の起源
「酒場放浪記」「ワカコ酒」など居酒屋をめぐる番組が人気である。「孤独のグルメ」の井之頭吾郎は下戸という設定であるが、松重豊さんは酒が大好きだそうだ。ワイン、ウィスキー、ブランデー、ラム、ジン、スコッチ、カルヴァドス、ウォッカ、コニャック、テキーラ、日本酒、焼酎、泡盛。現代人にとって、酒は魅力的な飲み物だ。酒に含まれるエタノールには、脳内でセロトニン、ドーパミン、エンドルフィンなどの放出を促進する働きがある。つまり、酒を飲むと不安が和らぎ、楽しい気分になるのだ。トルコ南東部にあるギョベックリ・テぺ遺蹟は世界最古の宗教建築物で知られている。推定11,5000年前の遺跡で、旧石器時代に狩猟と採集の生活をしていた人類は、やがて定住して農耕を始めた。このころ人類史上の最大事件に酒が大いに関わっていたと考えられる。遺跡から出土した壺からアルコールの残滓が確認されている。文明の時代になると、酒の起源は多くの神話によって語られているが、エジプトではオシリス神がビールを教えたと伝えている。この神はエジプト人を開化にみちびいた農耕の神であるが、エジプト人が穀物から酒をつくることを知ったのは5000年以前のことであり、はじめこの酒をヘッタとよんだことが文献にのこされている。参考:NHKスペシャル食の起源「酒」飲みたくなるのは進化の宿命!?
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