韓流女優の現在
地上波・BSで放送中のハ・ジウォン(奇皇后)、ハン・ガイン(太陽を抱く月)。それにハン・ヒョジュ(トンイ)、ハ・ジミン(イ・サン)、「ラブコメの女王」キム・ハヌル。彼女らより少し前の世代、韓流第一次ブームの女優たちは今どうしているだろうか。「冬のソナタ」と「天国の階段」でメロドラマの女王といわれたチェ・ジウもすでに47歳。「怪しい家政婦」が不評に終わり、容貌の劣化が話題になっている。
「チャングムの誓い」のイ・ヨンエは2011年に双子の赤ちゃんを産み、現在は育児の真っ最中で復帰はまだ先になりそうだ。「秋の童話」「フルハウス」で韓国のみならずアジアで絶大な人気を持つソン・ヘギョはその美貌でトップスターを驀進している。2010年には韓国人で初めて「最も美しい顔」で18位とランクインした。新作は「ドラマ私の人生」、映画「その冬、風は吹く」。だが脱税が発覚し、人気にも陰りの兆しがみえる。そんな中、意外と地味にみえるソン・イェジンがトップスターとしての地位を固めつつある。「四月の雪」でヨン様の相手役として選ばれ知名度はあるものの、一発ホームランはなかった。「夏の香り」のとき、ソン・イェジンが韓国を代表する女優になるとは誰も予想しなかった。だが彼女は一年一作映画に出演し、「私の頭の中の消しゴム」からあとも、「ナンパの定石」「ファム・ファタール」「妻が結婚した」「白夜行」「恋は命がけ」「ザ・タワー」「海賊」「幸せいっぱいの家」と8本を残している。チェ・ジウやイ・ヨンエが低迷するなか、いま韓国映画界はソン・イェジンが独走状態にあるというのが大半の意見である。ドラマでは、近年では「キム秘書はいったい、なぜ?」や「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」のパク・ミニョンがロマンティック・コメディで好評を博している。
「海賊」はこの夏、観客700万人を超える大ヒットになった。ソン・イェジンとソン・ヘギョは生まれも1982年と同年で、宿命のライバルといえる。2人のトップスターの争いはまだまだ続きそうだ。
80年代後半から90年代初期にかけて、シム・ウナ(八月のクリスマス)からチョン・ドヨン(我が心のオルガン)へとトップ女優は変遷するが、2000年代になるとチェ・ジウ、イ・ヨンエ、ソン・ヘギョなどがアジアで有名になる。ソン・イェジンは、チョン・ドヨン(画像)のように常に違った役に挑戦しイメージを固定しなかったことが成功につながった。
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