敵に塩を送る
1569年のこの日(新暦1月27日)、上杉謙信が、塩不足に悩む交戦中の武田信玄に塩を送ったとされる。この故事にちなみ本日を「塩の日」としている。甲斐の国は、海に面していないので、塩を作ることができなかった。塩は交易によって他国から購入するしかなかった。そこで今川氏真と北条氏康は共謀して甲斐への塩の輸送を断つ「塩留(しおどめ)」を行った。これを聞いた上杉謙信は今川・北条の行為は卑怯だとして、宿敵信玄に義塩を送ったという。この話は、江戸時代の学者、頼山陽によって有名となった「敵に塩を送る」だが、実際に行われたかどうかは定かではない。塩留は現在の経済制裁によく似ている。(1月11日)
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