平成スタートの日
1989年1月7日、足掛け64年にわたった「昭和」が幕を閉じた。昭和天皇は87歳と8ヵ月のご生涯だった。翌日から新しい元号「平成」がスタートした。この年、亡くなった方々には著名人が多い。2月9日に漫画家の手塚治虫、4月27日に松下幸之助、6月24日に歌手の美空ひばりが他界し、まさしく昭和の終焉を感じさせた。この年はまだバブル景気といわれた後半の時期にあたる。消費者は高額商品を買うこと、「生活の豊かさ」を感じ、海外の高級ブランド品や高機能の家電製品を買いあさった。しかし1990年をピークに景気は下降し、バブルは崩壊し、長い平成不況が続く。俳優の平泉征は、このころ芸名を「平泉成」と改名した。すると脇役として次々が舞い込み、「平成」期になって売れ出した。雪の日や昭和は遠くなりにけり。(1月8日)
« 浮世絵版画(元禄から幕末まで) | トップページ | マルコポーロ »
「今日は何の日」カテゴリの記事
- サルタナ沈没事故(2023.04.27)
- 「五箇条の御誓文」宣布(1868年)(2023.03.14)
- 造幣局の設置(2023.02.05)
- 相馬大作事件(2022.08.28)
- 松川事件(2022.08.17)
「新しい元号は「平成」であります」と、時の官房長官・小渕恵三が新しい世の呼び名を告げて23年。その小渕も鬼籍に入って既に11年。時の経つのは、いつからこんなに早くなったのか。
そういえば今上天皇の世になった当初、「平成」を冠した屋号が流行ったものだ。平成タクシー、平成ラーメン、平成商事。今も少なからず残っていると思うが、それすらことさらに目立たなくなってしまった。これも時の流れのなす業だろうか。
投稿: フレディ | 2011年10月 4日 (火) 22時07分