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2023年1月22日 (日)

NHK連続テレビ小説論

53fdad72 NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第107作。月曜から4年後の話となりそろそろ終盤にはいるようだ。残念ながら不評でマンネリ感がただよう。結局はハッピーエンドで終わりそうだ。タイトルが「ま」で始まる作品が多いような気がする。「繭子ひとり」「マー姉ちゃん」「まんさくの花」「まんてん」「マッサン」「まれ」「まんぷく」そして今回の「舞いあがれ!」の8作品。そもそも朝ドラとは何か。昭和36年「娘と私」(獅子文六)、昭和37年「あしたの風(」壺井栄)、昭和38年「あかつき」(武者小路実篤)、昭和39年「うず潮」(林芙美子)、昭和40年「たまゆら」(川端康成)、昭和41年「おはなはん」(林謙一)と第1回から第6回までを一覧する。そもそも連続テレビ小説というのは、新聞小説のような味わいで文芸作品をドラマ化するという試みであろう。現在のような新進女優の登竜門となったのは第4回の林美智子と第6回の樫山文枝の人気によって、朝ドラ・ヒロインが定着したのである。

 その中で「たまゆら」は川端康成の初のテレビに書き下ろし、映画界の名優・笠智衆はテレビ初出演という意欲作であった。川端の1回分の分量が400字詰め1枚半。これを山田豊、尾崎甫が脚本にする。扇千景、直木晶子、亀井光代の3人の娘は美人ぞろい。平和な家庭である。これだけ条件がそろいながら、評判はあまり良くなかった。家庭内の平凡な生活ばかりがダラダラつづき、事件らしいものは一つもない。ようするに「つまらない」の一言に尽きる。川端文学の世界と昭和40年時代の視聴者のテンポとには大きな隔たりがあったようだ。続く「おはなはん」は無名の新人で誰もが期待していなかった。しかし初回から木に登って婿殿をみつめるとき、新しいテレビのヒロイン誕生が予感された。朝ドラ・ヒロインのたくましさと聡明さ、明治の近代的女性の魅力、次々起こる事件、多くの視聴者は「おはなはん」に感情移入できた。6年目にしてようやく連続テレビ小説のスタッフは成功の方程式をつかんだようだ。しかし社会の急激な趣向の変化とともに令和になって朝ドラは低迷期に入っている。

 

  ぼくの採点表(最近の作品) 5点満点

 

つばさ(多部未華子)   1

 

ウェルかめ(倉科カナ)  1

 

ゲゲゲの女房(松下奈緒)4

 

てっぱん(瀧本美織)   2

 

おひさま(井上真央)   3

 

カーネーション(尾野真千子) 4

 

梅ちゃん先生(堀北真希) 3

 

純と愛(夏菜)       1

 

あまちゃん(能年玲奈) 5

 

ごちそうさん(杏)     3

 

花子とアン(吉高由里子)3

 

マッサン(玉山鉄二、シャーロット・ケイト・フォックス)4

 

まれ(土屋太鳳)     2

 

あさが来た(波瑠)             4

 

とと姉ちゃん(高畑充希)   3

 

べっぴんさん(芳根京子)   1

 

ひょっこ(有村架純)        4

 

わろてんか(葵わかな)   2

 

半分、青い(永野芽郁)   1

 

まんぷく(安藤サクラ)      4

 

なつぞら(広瀬すず)       2

 

スカーレット(戸田恵梨香)    3

 

エール(窪田正孝、二階堂ふみ)    3

 

おちょやん(杉咲花)      2

 

おかえりモネ(清原果耶)   2

 

カムカムエヴリバディ(上白石萌音、深津絵里、川栄李奈)   2

 

ちむどんどん(黒島結菜)  1

 

舞いあがれ!(福原遥)    1

 

 

 

 

 

 

 

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