「いい夫婦の日」雑感
トルストイは82歳で家出して、いわば野垂れ死にしたため妻のソフィアは悪妻だったという説が世の中にでまわっていた。しかし最近ではソフィアについては悪妻どころか、献身的だったという説もでてきた。悪妻といえば哲学者ソクラテスの妻クサンティッペが悪妻の代名詞となっているが本当だったか否かは定かでない。ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ、モーツァルトの妻コンスタンツェ、韓国のトンイ、北条政子、淀君、篤姫、漱石の妻の鏡子夫人なども同様である。むしろ悪妻転じて良妻に代わることのほうが多い。
今日は「いい夫婦の日」。4月22日「よい夫婦の日」もある。ハリウッドで一番のおしどりカップルといえばウィル・スミスとジェーダ・ピンケット・スミスだろう。男女1人ずつの子どもがいて俳優としての道を歩みはじめている。日本では理想の夫婦だと思う有名人ランキング1位は三浦友和・山口百恵夫妻。唐沢寿明と山口智子も仲の良い「おしどり夫婦」である。あの壇蜜も「いい夫婦の日」に婚姻届を提出した。思えば今年は「令和元年」という大きな節目の年で、著名人の結婚ラッシュが続いた。小泉進次郎&瀧川クリステル、菊池桃子&高級官僚、蒼井優&山里亮太、嵐の二宮和也、新川優愛の「ロケバス婚」などなど。数年前の「おひとりさまブーム」は消滅して晩婚、再婚も流行っている。女性が政府が掲げた「女性が輝く社会」に違和感を抱だき、年金だけでは生きていけず、やはり安心できるパートナーがいたほうがいいと考えたのだろう。ドラマ「彼氏をローンで買いました」は高収入のエリートと結婚して専業主婦の座に就くことを夢見る現代女性の本音がむき出しのラブコメディになっている。令和元年、ほかに篠田麻里子、三倉茉奈、高橋みなみ、徳永えり、黒川芽以、貫地谷しほり、多部未華子、安藤なつ、イモトアヤコ、橋本マナミら美女たちが令和婚を成就した。(Will Smith,Jada Pinkett Smith、11月22日)
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