古事記
8世紀初めに成立した現存するわが国最古の歴史書・文学書。その序文によれば、天武天皇は諸家に伝える帝紀・旧事に虚偽が多いので、これを正すため偽りを削り真実を定め、稗田阿礼に勅使してこれを誦み習わせたが、その時は完成に至らなかった。あらためて元明天皇のとき太安万侶に詔書して阿礼の誦み習うところの勅語旧辞を撰録させた。内容は天地開闢に始まり、伊邪那岐命・伊邪那美命の国生み神話、天照大神の天岩戸、須佐之男命の大蛇退治、大国主命神の国譲り、邇邇芸命の天孫降臨、神代より推古天皇に至る皇室の系図を中心に、わが国古代の神話・伝説。歌謡を広く収録する。
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