映画スターが輝いていたころ
いつの時代も人気スターは現れるが、映画スターが最高の輝きを放っていたのは1930年代から50年代末にかけてであろう。
映画の主題歌を日本語訳詞でカバーリングすることは戦前の昔からある。ペギー葉山が1961年に自ら訳詞・歌唱した「ドレミのうた」(サウンド・オブ・ミュージック)が、もっとも広く知られている楽曲かもしれない。洋画主題歌を日本語カバーするのは最近はディズ二ー作品しか見られないのがちょっと寂しい。
Fall in Love Agin (嘆きの天使) 1930 川畑文子
巴里の屋根の下 1930 田谷力三
La Violetera (街の灯) 1931 川畑文子
ただ一度だけ(会議は踊る) 1931 奥田良三
時の過ぎゆくままに (カサブランカ) 1943 フランク永井
枯葉 (夜の門) 1946 越路吹雪
ボタンとリボン (腰抜け二挺拳銃) 1948 池真理子
遥かなる山の呼び声 (シェーン) 1953 雪村いづみ
帰らざる河 1954 美空ひばり
Love is a many splendored-thing (慕情) 1955 ウィリー沖山
ケ・セラ・セラ(知りすぎた男) 1955 ペギー葉山
ラブレター 1957 ジェリー伊藤
アフリカの星のボレロ 浜村美智子 1957
河は呼んでいる 1958 中原美沙緒
四月の恋 1957 雪村いづみ
夏の日の恋 (避暑地の出来事) 1959 スリー・グレイセス
ラノビア (恋愛専科) 1962 ペギー葉山
シャレード 1963 八代亜紀
ブーべの恋人 1963 ザ・ピーナッツ
北京の55日 1963 克美しげる
史上最大の作戦 克美しげる
シェルブールの雨傘 1964 ザ・ピーナッツ
ドレミの歌(サウンド・オブ・ミュージック) 1965 ペギー葉山
愛は限りなく 1968 倍賞千恵子
サークル・ゲーム(いちご白書) 1970 アグネス・チャン
ボタンとリボン 1970 木の実ナナ
ゴッドファーザー 愛のテーマ 1972 尾崎紀世彦
ブラザー・サン・シスター・ムーン 1972 桑原一郎
そうなつたら素敵(マイ・フェア・レディより) 桜田淳子
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