近代社会事業の父・石井十次
1887年のこの日、石井十次(1865-1914) が日本初の孤児院「孤児教育会」を岡山に創設した。1887年4月、石井は医学研修のため岡山県邑久郡阿知村(現岡山市上阿知)の太田診療所で医師の代診をしていた。ある日、夫が亡くなり生活に困っていた旅の母親に同情して、その男児を引き取った。これがきっかけとなり、他の生活困窮者の子供も預かり、三友寺に孤児教育会(岡山孤児院と改名)を開いた。石井は自分の医学書に石油を注いで焼き捨て、「人は2人の主に兼事ふること能はず」(マタイ伝6・24)との聖書の教えに従って、孤児救済事業に専念することにした。明治39年には孤児は1200人にも達するようになった。(9月22日) 参考:『石井十次の生涯と思想』 柴田善守 春秋社
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