数字の7はなぜラッキーナンバーなのか?
古くから数字には意味のあることが信じられてきた。数字の中に7がある場合は「霊的な成長をしています」というメッセージが込められており、7は幸運の数字であることが英語圏で信じられてきた。とくに「777」は大当たりの数字とされている。野球でラッキーセブンはとくに有名である。巨人や中日ドラゴンズではホームの試合のとき7回裏の攻撃前にビーナスやドアラが宙返りをすることが恒例となっている。とくに9イニング制の野球において7回は先発投手の疲れが出始めるころで、試合が動くイニングと見なされている。俗にラッキーセブンといわれる。1885年9月30日、ホワイトストッキングスの7回の攻撃で、平凡なフライを打ち上げたが、強風に吹かれてホームランになった。これでホワイトストッキングスはリーグ優勝を決めたことから「ラッキーセブン」という言葉が生まれた。大リーグでは7回の少し休憩タイムがあり「わたしを野球に連れてって」を歌うのが恒例となっている。こうした7回の攻撃で試合が動くという通説は本当であろうか、名古屋大学で統計調査をしたところ、7回の攻撃の得点率は、むしろ全イニングの平均を下回るという結果がでた。7回よりも6回のほうが得点が入りやすいという。こうした7が特別な意味をもつ数字であることは、聖書からきている。旧約聖書にある「神は7日間で天地万物を創造した」という記述から、7は「完全」という意味をもつようになり、さらに新約聖書では神聖視され、幸運を招く数字になったといわれる。
7の実例
ノアが神殿を7回回った
生きラム教徒はメッカの巡礼でカーバ神殿を7回回る
ボーイング777
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投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年8月 8日 (木) 13時14分