緑色なのに「青信号」と呼ぶのはなぜ?
英語で「信号機」はなんと言う? 答えは「traffic light」。 信号機の色は「赤、黄、青」の3色で国際共通である。英語では「グリーンライト」というが日本語では「青信号」と呼ぶ。緑色なのになぜ「青信号」と呼ばれるのか。もともと、日本の古来の色名は「赤、青、黒、白」の4色で、この「青」には現在の「緑」の両方が含まれていた。つまり「青」と「緑」は厳密に区別するという考え方はあまり強くなかった。日本に最初の信号機が日比谷交差点に設置された1930年の交通に関する法令では「緑信号」と書かれていた。しかし、信号機の設置を紹介する当時の新聞記事などで「青」と記された事により青の呼び方が広まったと考えられている。その後、法令も「青」と書きかえられた経緯がある。
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亡父は国鉄職員で機関区に勤めていましたが、青い作業服を「ナッパ服」といっていました。菜っ葉のこと
だと聞かされました。
投稿: ken | 2020年5月16日 (土) 12時24分