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2022年8月 1日 (月)

映画にみるクレオパトラ

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  ヘレニズム時代のエジプト、プトレマイオス朝は15代続いたが、最後の女王クレオパトラ(前69-前30)はその美貌をもってして歴史にその名を知られる。はたして彼女は本当に美人だったのだろうか。残念なことにクレオパトラが美人だったという証拠は何もない。ただプルタルコスの記録には、「彼女に親しく接することには、抵抗できない魅力があった。そして彼女の容姿は、説得力にみちた言葉や、そのふるまいに多少とも表れていた独自の性格と結びついて、一種の心地よい刺激をかもし出した。彼女が語るとき、その声の響きは甘く快かった」とあるように魅力的な女性だったことは間違いなさそうだ。実際は小柄で痩せ型だったといわれるクレオパトラを絶世の美女にしたのは、やはり映画の影響が大きいだろう。

   無声映画時代からスクリーンに登場したクレオパトラは少なくとも10回以上はいる。最も古いクレオパトラは、1911年の米女優ヘレン・ガードナーが演じたエレオパトラ。「春雨秋雨二千載、今もなお、旅人の話頭にのぼる物語」と、弁士・染井三郎の名調子で知られる「アントニイとクレオパトラ」(伊・1913年)のジョヴァンナ・テリビリ・ゴンザレス(1882-1940)も有名だ。

    セダ・バラの「クレオパトラ」(1917年)は彼女の数ある出演作のなかでも有名な作品となった。続いてクローデット・コルベールの「クレオパトラ」(1939年)、ヴィヴィアン・リーの「シーザーとクレオパトラ」(1945年)、リンダ・クリスタルの「クレオパトラ」(1959年)などがある。パスカル・プティの「妖姫クレオパトラ」(1962年)、マガリ・ノエルの「トトとクレオパトラ」(1962年)、ジョーン・クレールの「世界の夜の歴史」(1963年)などある。が、なんといっても20世紀フォックスが社運をかけた超大作、エリザベス・テーラーの「クレオパトラ」(1963年)がクレオパトラ映画の決定版であろう。その後もヒルデガード・ニールが「アントニーとクレオパトラ」(1971年)、アンジェリーナ・ジョリーが演じているが、エリザベス・テーラーを超える存在感のあるクレオパトラはスクリーンに登場していない。現在、ガル・ガドット主演のクレオパトラの企画が進行中とのこと。

 

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  セダ・バラ

 

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  クローデット・コルベール

 

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  ヴィウィアン・リー

 

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  リンダ・クリスタル

 

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  ヒルデガード・ニール

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コメント

「舐めたらアカン~♬」天童よしみが扮するクレオパトラが出てくる、のど飴のCMもありましたよ(笑)

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